3:2枚目の絵 「古城」 

  戦い:5/7 和解:9/10 魔除け:12/12 弦の色の歌:魔除け
宝石 Jan. Feb. 紫水晶 Mar.エメラルド Apr. May. Jun.
  Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec.
持ち物 金貨:3 ナイフ 象牙の指輪 黄燐マッチ

 プロムナードを通り抜けると、そこは石の壁に囲まれた部屋だった。ここが絵に描いてあった風の精の城なのだろうか。部屋には小さな窓があるだけで出入り口らしきものは無い。急に眠くなってきたので、ここでとりあえず眠っておくことにした。

しばらくすると、ぽろん、と音がした。何の音だろうと自分の琴を見ると、弦が震えている。無意識のうちに戦いの旋律が鳴ってしまったのだ。とたんに、城がぐらぐらと揺れて天井からは砂粒が落ちてきた。琴の力にしばし呆然とする。こんなことがもうおきないように、このまま起きていることにした。(戦いの旋律 -1)

部屋の中でじっとしていると、部屋の隅がぼうっと光りだすのに気づいた。同時に琴も光りだしていた。琴が光りだしたら、三つの歌のどれかを弾かなくてはならない。わたしは和解の旋律を奏でた。すると、部屋の隅の光が一瞬明るくなり、そしてそれは背の高い水色の女に姿を変えた。(和解の旋律 -1)

この人が風の精らしい。風の精の話ではこの城は今は恐ろしい砂の王に占領されてしまっていて、この砂の王を倒さない限りバーバ・ヤーガの石も手に入らないということらしい。わたしは砂の王と対決することに決めた。風の精は戦いの旋律を使えばこの部屋から出ることができるという。壁に向かって戦いの旋律を奏でると、壁はガラガラと崩れ落ちた。(戦いの旋律 -1)

部屋を出ると、そこは塔の5階の踊り場だった。各階には白い扉の部屋と黒い扉の部屋がひとつづつある。わたしが出てきたのは5階の白い扉の部屋だ。風の精の話では砂の王は部屋の中のどれかにいるということだ。

まずはすぐ隣の黒い扉を開けてみる。中は真っ暗でどうもいやな雰囲気が漂っている。勇気を出して中に踏み込むと、入り口の扉が閉じてしまった。閉じ込められてしまったようだ。もう先に進むしかない。部屋の左のほうに手探りで進むと、ひじ掛け椅子のようなものの上に大きなナイフが見つかった。それをつかむと同時に、巨大な手がものすごい力でわたしの左腕をつかんだ。わたしは夢中で先ほどつかんだナイフを振り回した。ナイフは相手に突き刺さると同時に、相手の力が一瞬弱まった。(ナイフ入手)闇の中で琴が光りはじめた。わたしは魔除けの旋律を奏でる。相手はあまりたいした魔力を持ってはいないらしい。魔除けの旋律ひとつでは効果が無かったが、二つ鳴らしたところで、相手を倒すことができた。(魔除けの旋律 -2)入り口の扉を開けて光を入れると、部屋には大きな砂の塊があった。これが今の相手だったのだろうか。さらに部屋の中を探すと、ロープを1本見つけた。下の階に下りるためのはしごは崩れてなくなっていたが、このロープを使えば大丈夫だろう。

わたしは4階へと降りた。もう上の階には戻れない。この階の白い扉を開けてみる。部屋の中はがらんとしている。中に入ってみる。すると、窓のそばの床で何かが光った。あわてて駆け寄ってみると、それはエメラルドだった。(エメラルド入手)痛い!鋭い痛みが足に走る。宝石の発見に気をとられていたわたしは、大きなサソリが忍び寄ってきていることに気づかなかったのだ。このサソリの毒は強力で魔除けの旋律の解毒も効かない。もうわたしには二つの扉を開ける時間しか残されていない。それまでの間に治療法を見つけ名ければならないのだ。わたしはふらふらしながらこの部屋を出た。

この階(4階)の黒い扉を開ける。ここは倉庫のようだ。中に入ってみると、象牙の指輪とマッチを一箱見つけた。(象牙の指輪・黄燐マッチを入手)部屋を出ようとすると、足元を1匹のねずみが走りすぎた。ねずみはなんと人間の言葉で「砂の王は2階の白い扉の中だよ」と告げて去っていった。今のねずみは風の精の仲間なのだろうか。部屋を出たわたしは3階へと降りた。

3階の黒い扉を開ける。部屋の中には樽があり、コックからは水が垂れている。ガラス瓶があれば水を汲めそうだ。ここでサソリの毒が全身にまわっってしまったようだ。わたしはばったりと倒れた……

[GAME OVER]


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