2:1枚目の絵 「侏儒 地の精」 

  戦い:7/7 和解:10/10 魔除け:12/12 弦の色の歌:魔除け
宝石 Jan. Feb. 紫水晶 Mar. Apr. May. Jun.
  Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec.
持ち物 金貨:3

気がつくと、わたしは洞窟の中の三叉路に立っていた。道は東、西、北にのびている。まずは北に向かって進む。すると、地底湖の岸辺にでた。岸辺には小さな船があった。この船に乗れば湖を渡れそうだ。船に乗って湖を進むと、洞窟の天井から雨のように水滴が降ってきた。これを避けるために、船を着けられそうな岸辺のうちの西の入り江に向かう。船を着けたあとは西に向かって伸びている道を進む。すると三叉路に出たので、さらに西へと進む。

しばらく行くと侏儒の使いであるという銀色の女が現れた。『キエフの門』の印の入った宝石を見せてくれ、と言うので素直にさっき商人から貰ったガーネットを渡す。それを見た女は「あなたはわたしの主人が会いたがっている人に間違いない」といい、ガーネットを返してくれた。さらに弦の張っていない琴をわたしに渡すと、すっと消えてしまった。わたしはさらに道を西に進んだ。

やがて大きな岩の扉の前に出た。これ以上はこの扉を開けないと先に進めない。岩には『キエフの門』のマークが彫ってある。誰かいないかと扉を叩いてみる。すると、中から返事があった。自分がリモージュの市場から来た吟遊詩人であることを告げると、中の声は「琴を持っているか」と聞いてきた。持っている、と答えると、扉が開いてなかから背の低い人が出てきた。マントと頭巾のせいで顔や姿がよく分からない。この人物は「地の精、大地の宝の番人―侏儒」と名乗った。侏儒は、わたしが自分の名前を取り戻し元の世界に戻るためには、魔女バーバ・ヤーガの石をできるだけ集めて、バーバ・ヤーガに渡さなければならない、と言った。

侏儒は、金、銀、銅の箱を持ってきて、わたしに「どれかひとつを選べ」と言う。わたしは銀の箱を選んだ。箱を開けると中から『魔除けの弦』が出てきた。侏儒はこの弦をわたしのことに張ってくれた。そして、琴について色々説明をしてくれた。そのなかで、わたしの『弦の色の歌』は「魔除けの旋律」であること、それぞれの旋律の歌の数を決めた。さらに侏儒からは金貨を数枚貰った。(上記のアドベンチャーシート参照)

一通り説明が終わると、侏儒は「この洞窟で紫水晶を取ってきたか」と聞いてきた。取ってきていない、と答えると、やはり取ってきた方がいいという。わたしは紫水晶を探しにもう一度洞窟に行くことにした。

紫水晶を探している途中、流れの速い地底湖の川を渡ろうとして、運悪くガーネットを無くしてしまう。物語の序盤でこれはかなりのショックだ。やはり、無理は禁物らしい。その後紫水晶は手に入れることができた。その後もしばらく洞窟を歩くが、もうガーネットは見つかりそうも無い。あきらめて、ノームの元に戻る。

侏儒は部屋の奥にある宝物庫に案内してくれた。さらに侏儒はその中にある、砂漠に古城が描かれている大きな油絵の前にわたしを立たせた。侏儒の話ではこの絵の中に住んでいる「風の精」にあえば、バーバ・ヤーガの宝石が見つかるかもしれないと言うことだ。わたしは絵に引き込まれていった。引き込まれる瞬間振り返ると、頭巾を取っていた侏儒の顔が見えた。それは、最初に出会った商人の顔だった。


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