体力ポイント
ティルト1:19/19 ティルト2:18 ティルト3:17 |
戦力ポイント
0 |
経験ポイント
5 |
金貨
25 |
武器と武器ポイント
剣1(1) |
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所持品
食料:1 小瓶(聖水) |
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魔法
火炎発生 解呪 縮小化 巨大化 透明化 |
水車小屋を出ると道は3つに分かれていた。ここは南の森へ続く細い道のほうへ行ってみることにする。すると東西に続く街道に出た。道端では太ったノームが露店を開いている。ちょっとのぞいてみると、並んでいる壷の中身はサトウカエデの蜜で,、一つ金貨3枚だという。ちょっと金貨3枚は高い。買うのは遠慮することにした。それではヌーの言っていた大山椒魚がいるというフヴェルゲルミル川を目指して、街道を東に行く。
少し街道を行くと、エルクの笛吹がおどけた曲を奏でている。よく見ると、魔法のリンゴの探索のときネバーランドで会ったあの笛吹だった。むこうもこちらの顔を覚えていてくれたようで、帽子をとって「1曲いかがですか?」と聞いてきた。丁寧に断って、先を急ぐことにした。
さらに街道を東へ東へと進む。するとフヴェルゲルミル川の河口付近の中州へでた。道の北側には暗緑色のススキが密生していて、草むらの手前には
クナイホープの危険な草むら
理由なくたちいらないこと
と書かれた立て札が立っている。きのせいか、草むらが風に揺れるたびに「おいでおいで」といっているように聞こえる。少し気になったが、立て札に「危険」の文字もあることだし、とりあえず近づかないことにした。
中州を渡ると三叉路に出た。ここは川に沿って北へ向かうことにする。するとクリープたちが河原の窪みに湯を引いて、風呂を浴びているのにであった。熱湯の流れるフヴェルゲルミル川も、この辺りではだいぶぬるくなってきているようだ。その河原の向こう、流れの中ほどに、金色の背の高い葦
難なく中州にたどり着いたが、つるつるしていてなかなか上に上がれない。水際まで生えている羊歯
中州は、ぼくを乗せたままどんどん移動して、東の河原にたどり着いた。風呂を浴びていたクリープたちが、ちりぢりになって逃げていく。河原に上がったそれは中州などではなく、とても大きな山椒魚だった。山椒魚がちょっと頭を振っただけで、ぼくは振り落とされてしまった。慌てて立ちあがると山椒魚が、がばっと大きな赤い口をあけて迫ってくるところだった。こんなに大きな山椒魚と戦っても勝ち目はなさそうだ。いそいで髪の毛を引っぱった件についてあやまった。
山椒魚はぼくをしげしげと眺めて、「なんだって3本しかないおいらの毛を抜こうとしたんだい。それともおいらの知恵が借りたかったのかい。」と言った。落ちついた声からすると、とりあえず毛を引っぱられた痛みはおさまったらしい。ちょうどそのとき、ヌーが荷物から這い出てきて、この山椒魚が、前に言った物知りの山椒魚だとささやいた。