3:知恵の貸し合い

体力ポイント

ティルト1:19/19

ティルト2:18

ティルト3:17

戦力ポイント

0

経験ポイント

5

金貨

25

武器と武器ポイント

剣1(1)

所持品

食料:1 小瓶(聖水)

魔法

火炎発生 解呪 縮小化 巨大化 透明化


早速、山椒魚さんしょううおに魔法のユリを探している事情を説明する。すると「魔法のユリのありかだったらしっているぞ」と山椒魚。ただし、知恵の貸し合いをしようと言う。つまり、ぼくが山椒魚の出す問題に答えられたら、その場所への行きかたを教える。もし答えられなかったら、ぼくを食べてしまうと言うのだ。食べられるのいやだが、ユリの情報は手に入れたい。そんなわけで、山椒魚の出す問題を考えることにした。

山椒魚は金色のマス6匹と灰色のマス6匹を並べた。じぶんの兄が晩御飯のマスを分けるときに、こういう風に並べるそうだ。そしてその分け方なのだが、まず兄が適当なところからマスを時計回りに数えはじめて、7番目のマスを取る。で、取ったら、次のマスから数えはじめて7番目のマスをとる。こうして6回とったら残りを自分にくれるんだが、いつも自分のの取り分は灰色のマスばかり。そこで今日は自分が数えてとる番になって金色のマスを独り占めしたいのだが、どのマスから数えはじめたらいいのか教えて欲しい、と言う。

さて、どのマスから数えたらいいのだろうか。きっと論理的な考え方で解けるのだろうが、全然分からない。それなので頭の中で、最初に取る場所をいろいろ変えながら順番にマスをとってみて、全てが金色のマスになるパターンを探すことにした。そしてその結果時間はかかったけれど、どのマスからとればいいのか分かった。そこで山椒魚にそのマス(6番)を教えた。

山椒魚は、ぼくの教えたマスからためしに数えてみて、うまくいくのを確かめると、とてもうれしそうに笑った。なんとか食べられずに済んだらしい。「約束だから、教えてあげる。」と、山椒魚は話し始めた。

魔法のユリはゴブリンの住んでいる地下の迷宮にあり、その入り口はこのすぐ川下の草むらの中にある。(きっと、さっきの立て札のあった草むらのことだ。)しかし、迷宮の中からユリを取り戻してくるためには3つの「ない」が必要だという。

  1. 迷宮の入り口のオイデ草に匂いをかぎつけられない(匂いをかぎつけられ、騒がれてしまうと迷宮の入り口が閉ざされてしまう。)
  2. 迷宮とば口にある地底湖の主のヒドラの冷気で凍えない(この地底湖を通らないと、迷宮の奥に進めない)
  3. キメラの吠え声を聞かない(この魔王の番犬の吠え声を聞いたものは眠ってしまう)

以上3つの『ない』を可能にする魔法か、宝物が必要というわけだ。三種類の「ない」を手に入れる方法を聞くと、「最初の『ない』はヤガー婆さんなら何とかしてくれるだろう」と答えてくれた。ここでもヤガー婆さんの名前がでてきた。よほど重要な人物に違いない。ぜひ探さねば。

ぼくは山椒魚にお礼を言って、河原をあとにした。(経験P:+2)


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