14:エスメレーの災難

体力ポイント

ティルト1:7/19

ティルト2:18

ティルト3:17

戦力ポイント

2 (クライン分+1)

経験ポイント

1

金貨

3 金塊(6相当)

武器と武器ポイント

剣1(1) 剣(3) (クライン分+1)(プルーグ分+4)

カレードウルフ(3)

所持品

食料:1 小瓶(聖水) 精力剤 蚊まんじゅう ニンニク 黄色水晶 

小瓶(ブランデー:4) 氷の玉 緋色の絹布 はしばみの鞭  干したナツメ

魔法

火炎発生 解呪 縮小化 巨大化 透明化 霧発生 召喚

備考

攻撃ポイント プルーグ分+1


エスメレーを助けた丘からさらに北へと歩いていくと、やがて道は上り坂になってきて、辺りには霧がたちこめてきた。それでも気にせずどんどんのぼっていくと、周りが分からなくなるほど霧が濃くなってきた。そこで、すかさず黄色水晶を目にあてがう。すると、道が再び見えるようになった。そこでさらに坂を登りつづけると、熱湯の湧き出る池に辿りついた。ここが魔法のユリを守護するバジリスクの住処すみか、フヴェルゲルミルの泉に違いない。しかし、泉にバジリスクの姿は見えない。

泉に何か投げ込んで様子を見ようと、カレードウルフを鞘から抜いて投げこんでみる。しばらくすると、頭に金色の輪のある小さな白い蛇が、カレードウルフと木切れを1枚くわえて、泉から現れた。そしてこの二つの品物をわたしの足元に置くと、また泉の中に戻っていった。

木切れはドルイドの護符で、巨大な狼に変身することができる魔法の呪文が刻まれていた。これでまた新しい魔法を覚えることができた。

とりあえず泉を後にして、もと来た道をどんどん下っていく。途中で進路を西にとり、赤の都へと向かう。赤の都のクラインの屋敷で骨休めをした後(体力P:全回復)、フヴェルゲルミル河沿いの道へ出るために、東の方へと歩いていく。

しばらく歩いていくと、フヴェルゲルミル河にかかる釣り橋のたもとに出た。ぐらぐら揺れる釣り橋をエスメレーとともに慎重に渡っていく。

橋の中ほどまで来たとき、突然1頭の竜が飛び出してきて、あっという間にわたしたちは熱湯の流れる河の中に跳ね飛ばされた。しかし、持っていた氷の玉の魔力のおかげで熱湯はただのぬるま湯に変わり、事なきを得た。すると、竜はわたしから少し離れたところに落ちたエスメレーをつかんで、川上の方へと飛んでいってしまった。慌てて、その後を追いかけるが、途中で見失ってしまった。

しばらく歩いていくと、谷間で蒸し風呂につかっているノームに会った。このノームに「エルクの娘をつかんだ竜が飛んでいくのを見なかったか」と聞くと、「それは見ていないが、川上の方に飛竜の住む洞窟がある」ということを教えてくれた。そこで、川上に向かって進んでいくと、ノームの話にあった洞窟の前に出た。迷わず、洞窟の中へと入っていく。

洞窟の中は何箇所か分かれ道のある迷路のようになっていた。奥へと進んでいくと、女物の靴の片一方が転がっているのが見えた。しかし、ここではあえて靴は調べず、先を急ぐことにする。

最初の分かれ道を北へ進む。次の分かれ道も北へ。すると、何事もないまま行き止まりとなってしまった。仕方がないのでひとつ手前の分かれ道まで引き返し、今度はそこを東へと進む。だんだん生臭いいやな臭いが強くなってくる。そして、突き当りの部屋のような場所に出た。そこには2頭の竜の雛に今にも食われそうなエルクの娘の姿があった。早く助けなければと、竜の雛に攻撃を仕掛ける。

竜の雛はちょっと剣の鞘で小突いただけで、あっけなく伸びてしまった。なんだか拍子抜けだ。竜の雛をどかすと、その下から、瀕死のエスメレーとクリープが3匹現れた。エスメレーを背負い、三匹のクリープ(気絶しているだけだった)は荷物に放り込み、洞窟の外へと急ぐ。

しかし、いくらもいかないうちに、親竜が恐ろしい咆哮とともに現れた。雛の悲鳴を聞きつけたに違いない。背後は袋小路で逃げることは不可能だ。戦うしかない。

まずは、魔法を使うことにする。魔法の種類は先ほど手に入れたばかりの「狼変身」に決める。呪文を唱えると同時に、わたしは巨大な灰色狼に変身した。体力は少し消費したが、これでかなり有利に戦えるようになった。(体力P:-4、武器P:4、竜の攻撃P:-3)

さて戦闘開始だ。魔法の助けと味方の援護もあり、竜の攻撃を受けずに竜を倒すことができた。竜は苦し紛れに岩壁を突き崩しながら西へと逃げていった。戦いの中で竜の生血を浴びたようで、金剛力を得ることができたらしい。(経験P:+1、狼に変身する場合に限って魔法の使用に伴う体力Pの消耗を1として計算)しかし、今はそんなことはどうでもいい。わたしも変身を解くと急いでエスメレーの元へと戻る。

戻ってみると、気がついたクリープ達ががエスメレーの傷をなめていた。ひどい傷がどんどん治っていく。エスメレーは息を吹き返すことができた。今度はクリープたちは私の傷もなめてくれた。おかげで体力がすっかり回復した。

洞窟を出るために、今いる場所から東へと進んでみるが、すぐ行き止まりになってしまった。ここは、さっき竜の雛がいた場所だ。さっきまでいた場所に戻り、今度は西へと進んでみる。分かれ道をあちこち移動して、行き止まりに辿り着く。ここには竜が起こした地響きの影響で洞窟の東の天井が崩れ、何とか這い出せるぐらいの狭い割れ目が開いている。ここから外へ這い出すことにする。

割れ目から這い出たところは、森に囲まれた狭い空き地だった。空き地の隅にはドルイドの(ほこら)がある。クリープたちは森の奥へと帰っていった。彼らを見送った後、エスメレーがクリープの綿毛と自分の髪で作った耳栓をわたしに渡してくれた。これは地下迷宮の深層に進むためには絶対必要なものだそうだ。わたしはこれを大事に、荷物の中にしまった。


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