戦い:6/9 | 和解:4/7 | 魔除け:5/5 | 弦の色の歌:戦い | |||
宝石 | Jan |
Feb. |
Mar. |
Apr. | May. | Jun. |
Jul. | Aug. | Sep. |
Oct. | Nov. | Dec. | |
持ち物 | 金貨:0 |
プロムナードを抜けると、あの絵に描いてあったとおりの公園に着いた。公園の端には博物館のようなレンガ色の建物が見える。ここからは、道路、公園にいる子供たち、レンガ色の建物のどれかに行けそうだ。まずは何かしら知っていそうな子供たちのほうへ近づいてみる。
すると、子供たちがわたしのまわりに集まってきた。その中の一人の少女がわたしの琴を指差した。彼女の言葉はわたしには分からない。どうやら、琴に興味があるようだ。わたしは和解の旋律を使って、子供たちと意思の疎通をはかってみることにした。(和解の旋律 -1)
1曲弾き終わると、少女の言葉が分かるようになった。少女にこの辺りに絵もしくは宝石がありそうな場所をたずねると、あのレンガ色の建物を指差した。あの建物は美術館なのだそうだ。彼女はもう1曲琴を弾いてほしいと言ってきた。ここで旋律を使うのは惜しい気もしたが、情報を教えてもらったことだし、琴を弾くことにした。(和解の旋律 -1)
わたしが二度目の演奏を終えると、少女は自分の首から下げているペンダントをくれた。ペンダントには「キエフの門」のマークがついているが、バーバヤーガの石ではないようだ。(ペンダント入手)わたしは美術館だという建物へと向かった。
建物の入り口までやってくると、看板に
美術館・入場料金貨七枚
と書いてある。入り口には切符売り場があって、痩せた男が座っている。金貨7枚なんて、大金は持っていない。とりあえず、男に話しかけてみる。
すると、男は「とにかく、金が無ければここを通すことはできない」という。まぁ、予想通りの反応だ。
ふと、男は私の胸のペンダントに目を向けた。そして、ペンダントをまじまじを見ると、「『キエフの門』の紋章だ。では、あんたは『真の楽師』のうちの一人なのか」と聞いてきた。わたしが今までの事情を説明すると、美術館にただで入ってかまわないと言った。わたしは建物へと向かった。まずは1階のフロアを見学することにする。
1階のフロアは、大きな画廊になっていた。わたしの他には客は老人と女がいるだけだ。とりあえずそこにある絵を一通り見るが、「キエフの門」の印も宝石も見つからない。わたしはそこにいた老人に話しかけてみることにする。
椅子に座っていた老人の隣に腰を下ろすと、老人のほうから先に話しかけてきた。「あんたは……吟遊詩人かな」隠す必要も無いので、正直に答える。すると、老人は自分も昔はそうだったといい、持っていた袋からみすぼらしい琴を取り出した。そしてわたしの歌を聴かせてほしいと頼んできた。自分の琴を使ってもかまわないという。わたしは老人の言うとおり、彼の琴を使って歌を歌うことにした。
歌い始めると、なぜか口から自然に言葉が流れ出してきた。
東の神が泥をこね、
西の神が形を作り、
南の神は命を与えた。
かくてゴーレムは歩き出し、
北の神の名を聞くまでは、
大地とともにありつづけるのだ。
老人は「ゴーレムに出会ったら、今の歌を思い出すのだぞ」そう言って、後は黙ってしまった。もう、何も話す気はないようだ。わたしはもう一人の客、女のほうに声をかけることにした。
声をかけようと女に近づくと、女のほうからこちらにぶつかってきた。いやな予感がする。
「あら、すみません」女はそのまま、入り口のほうへ行ってしまった。そして、大変なことに気づく。琴以外の持ち物が全てなくなっている!宝石も金貨も―。あの女はスリだったのだ。(琴以外の持ち物消去)これは大変な損害だ。これからはもっと用心することにしよう。わたしはとぼとぼと2階へと上がり、2階のフロアを見学することにした。
2階は彫刻室らしい。いろいろな彫刻に混じって、ひときわ大きな泥人形―ゴーレムの姿が目をひいた。かたわらの壁には扉が一つある。他に何か無いかと、彫刻の間をぬって歩き回ってみる。
あちこち見て回るが、「キエフの門」の紋章も宝石も見つからない。突然、そばにあった胸像がわたしに倒れかかってきた。胸像は粉々に砕け散った。わたしはさっと身をかわしたが、運の悪いことに飛び散った破片の一つが琴を傷つけてしまった。(弦の色の歌=戦いの旋律 -2)ここに来てからはろくなことがない。気をとりなおして、ゴーレムに近づいてみる。
ゴーレムの台座には
―われの動きを止めたき者は、
四方の兄弟神のうち、
……の名のもとに我に命じよ。
と書いてある。肝心のところがよく読めない。その時、突如ゴーレムの右手が開いた。それ以上は動かない。その開いた右手の中には8月の誕生石サードニクスがあった。キエフの門の紋章もついている。どうもこの宝石を取ると、ゴーレムが動き出しそうな気がする。とりあえず宝石は後回しにして、他の場所を見て回ることにする。
今度は壁に一つだけある扉を開けてみる。そこはこの美術館の図書室らしかった。この中を調べてみる。本の山を探ってみると、奇妙な書物を見つけた。表紙には「バーバ・ヤーガの石」と書いてある。早速中を見ていると、いろいろなことが書いてあった。
バーバヤーガの石は十二個で一組になっている。
これらは「キエフの門」に通じるただ一つの鍵である
バーバ・ヤーガの石の価値は、それぞれに対応する生まれ月で決まる。
その後には、誕生石の一覧が書いてあった。わたしは本を閉じて元の場所に戻すと、図書室を出た。そしてこのフロアの入り口名で戻ると、上の階へと向かった。