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24：4回目  「リモージュの市場」

真っ白な空間、つまり歩道（プロムナード）を抜けると、そこは私がこの旅の最初にいたリモージュの市場だった。いや、リモージュの市場だった場所、といった方が正しいか。広場はすっかり砂に埋もれ、あちこちには瓦礫の山が見える。あたりには人っ子一人いない。私は町に向かって歩き出した。

しばらく歩くと三叉路に出た。まずは南へと向かう。すると家がいくつも並んでいる街路に出た。ほとんどの家の入り口は閉まっているか崩れているが、一軒だけ中に入れそうな建物があった。この建物の中に入り調べてみると、金属の水筒が見つかった。（水筒入手)更に中を調べていると突然入り口の梁が崩れてしまい、私はこの建物の中に閉じ込められてしまった。そこで戦いの旋律を弾いてふさがってしまった入り口を開けて、建物の外に出た。（戦いの旋律 -1)

三叉路まで戻ってきた後、今度は北へと向かう。そこは最初にいた広場だった。また三叉路まで戻り、東へと向かう。今度は十字路に出たので、そのまままっすぐ東へと向かう。すると、すんだ水の流れる小さな川にでた。さっき手に入れた水筒に水を汲もうとしたが、うっかり手を滑らせて水筒を川へ落としてしまった。私はがっかりして十字路へと戻った。（水筒消去)

十字路を南へと向かうと、比較的大きな建物が集まっている場所へとついた。その時、後ろの方で音がして、人影が建物の間に逃げこむのが見えた。その人影を追いかけて建物の中に入ると、女が飛び出してきて私にぶつかった。その時、私たちの足元に琴が二つ転がった。私は転んでしまった彼女に駆け寄ると、女は気を失っていた。陶器の壷に入っている水を使うと、彼女は息を吹き返した。（水消去)彼女の話しを聞くと、やはり彼女も旅の楽師だった。しかし今ではすべての歌を失ってしまって、この世界から出ることのできない身だと言う。彼女はこの世界のどこかにいる「輪廻の蛇」が次の世界へと案内してくれると言うことを教えてくれた。そして最後に私の歌を聴かせて欲しいと頼んできた。私は自分の琴を使い歌った。（魔除けの旋律 -1)

歌いだすと自然に言葉があふれてきた。この歌は「輪廻の蛇」の鱗の数の謎を解くための鍵となる歌らしい。この歌のおかげで今いる輪廻の蛇の鱗の枚数は簡単に分かることができた。彼女は私が自分の琴を使って歌ってくれたお礼にと、キエフの門のマークのついたトルコ石をくれた。（トルコ石入手)その後彼女は自分の琴を持つと建物の外へと消えていった。私も建物を出て、先ほどの十字路へと戻った。

十字路を北へと進むと、巨大な紫色の蛇が見えてきた。これがきっと「輪廻の蛇」に違いない。私が近づくと蛇は人間の言葉で「わしの体にある白いうろこの数は?」とたずねてきた。私がその枚数を答えると、蛇は道をあけてくれた。私は蛇にお礼を言って、その道を歩き出した。

どんどん歩いていると分かれ道に出た。そばにある道標には「生の道」「死の道」と書いてある。私は「死の道」を選んでそちらの道を進んだ。そして次の世界へとたどりついた。